70年代、政界の映画ばやり?だったんだろうか。「金環蝕」は面白かったが、
この映画は???。児玉誉士夫をモデルとした映画らしいけど、2時間超えで途中で見るのやめた(笑。
なので印象に残ったことをひとつ。
佐分利信のズラ感が半端なかった。この人、昔からセリフはうまくないと思うんだけど
あの調子のセリフがやけにぴったりくるのがこのような「ドン」の役とか裁判長とかだから高齢になってもちょこちょこ登場することが多く、昔の映画ファンは思わず見てしまうんだけど、どうしてこの映画では「ズラ」なのか非常に疑問(笑。
そもそもこの映画は大島渚監督で撮る予定だったが、大島監督が最初の脚本が気に入らず、すったもんだ?の末降旗康男にお鉢が回ってきた。
政界を影で操り、人殺しもいとわない弟子たちに囲まれた「ドン」。彼を暗殺しようとする少年の登場、彼の娘、松尾嘉代とのやりとり、なんかがあってなんだかわからない。彼の周りには東映ではおなじみのヤクザ映画出演者がたくさん出演。
佐分利信は1909年生まれで亡くなったのが1982年。この映画は71才の時でその後5本の映画に出演。