監督 天野 信 脚本 野上徹夫 松村正温
昭和29年の映画なので?質素なつくり。
飲み屋をやっていたが立ち退きで行くところがなくなったたつ江(浪花千栄子)は同業者の修造(渡辺篤)から店の女将をしてくれないかと声をかけられる。たつ江は住まいもなく、修造はいっしょのこと嫁になってくれという。
修造の妻は娘の絹子をおいて出て行ってしまっている。
娘の絹子も正夫(上久保武夫)との結婚が決まり、晴れて二組の新婚夫婦ができたが、
絹子がお里帰りしている間にバーの女と浮気?をしたらしい・・・
ところが正夫がいうにはホステスのラン子に絡まれてワイシャツに口紅が付いてしまっただけだった。修造とたつ江はなんとか絹子の機嫌を直そうと正夫の悪口をいうが・・・
ある日、たつ江は修造が若い女とホテルから出るところを目撃する。
オカシイと別の日に後をつけると今度は高級レストランへその女と入っていった。
預金通帳からはお金が引き出されており、たつ江は男というものは結婚して三か月でもう浮気をするのだと憤るがその若い女は修造の元妻がが新しい男との間にできた娘で
絹子とは異父姉妹なのだ。
どちらの夫も妻が勘繰るような浮気者ではなかった…という他愛ないお話でした。