日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

機動捜査班 1961年4月 日活

監督 小杉勇 脚本 長谷川公之 宮田達男

出演 青山恭二 丹波哲郎 吉行和子 二本柳寛 内田良平 加原武門 南寿美子

   星ナオミ 深水吉衛 長尾敏之助

 

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アマゾンプライムビデオで視聴。脚本が長谷川公之なので日活が東映の真似をして2匹目のどじょうを狙ったとしか思えない刑事ものシリーズ(笑。

映画冒頭から当時の夜の街並みが映し出されるので期待に胸がふくらむ!!

が・・・

 

アマゾンプライムビデオより

警視庁機動捜査班に所属する大宮刑事(青山恭二)は今夜も覆面車で伊藤部長刑事(二本柳寛)と街を監視している。浅草へ向かう途中、チンピラにいちゃもんをつけれられ車のガラスが割られるが、逮捕しようとする大宮刑事はその勇み足を部長刑事に止められるのだ。

 

近松組の幹部、太田(内田良平)は収監されていたが、2年半の服役で保釈金の支払いもあって出所。同じ刑務所で知り合った小池(丹波哲郎)が太田の保釈金も肩代わりしている。近松組はこのところ稼ぎもなく、組長(加原武門)は太田に謝るばかり・・・

太田は小池を組長に紹介し、小池は組にやっかいになることに・・・

 

なんか面白くないのは、どうしても警視庁物語と比べてしまうからか、ごく普通のギャングと警察の戦いを描いた日活アクション。

警視庁物語はロケが多く、事件の背後には加害者となった人間の貧困などの問題も描かれている。だから面白かったのだが、これはロケよりセットがほとんど。

 

物語の終わり方は脚本が長谷川公之なのでそんなにハッピーエンドってわけでもなく洒落ているが、ちょっと期待と違った。

 

日活より