日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

お嫁さん 第7シリーズ 第12話 迅速・確実・丁寧

監督 番匠義昭 脚本 宮田達男

出演 結城三枝 山内賢 三崎千恵子 三井弘次 小倉一郎 岡崎友紀 真木沙織

   宝生あやこ 島田正吾 吉田敬子(佳子) 頭師孝雄 宗方勝巳 

          曾我廼家一二三  有川博 藤田みどり 畑 恵子

 

真木沙織

前回で障子の張替えをしていたので12月に入ったと思われる。

今回は義父はデパートにお歳暮を買いに出かけるが、昭和44年ならまだ商店街の酒屋でお歳暮の注文する人が多かった。市ヶ谷という都心なのでデパートまで行ったのか。

 

陽子のボーイフレンド、坂本が頼んだ背広の出来上がりを翌日に控えたテーラー今村。

レストランに出勤前の陽子は兄の清二に念押しして出かける。

今日中には出来上がる予定の清二だったが、父がすでに仕上がった上着の袖付けがおかしいからとやり直しを命じられる。

時間がないという清二に父は徹夜でも何でもしなさいとにべもない。

頭師孝雄・曾我廼家一二三・三井弘次

義母、ふじ子も出かけて今村家には京子だけになった。そこへ京子の高校時代の友人、池田美代子(畑恵子)が訪ねてくる。彼女には結婚話が持ち上がり、結婚生活はどういうものだろう・・と新婚の京子の様子をみたかったのだ。

畑恵子・結城三枝

そなんところに夫の圭一から家に忘れた書類を届けて欲しいと電話がある。

友人が来ていても文句も言わず「はい」と言って圭一の事務所へ書類を届ける京子(見習いたい 笑)。しかし、友人に留守番頼むって(;^_^A。

 

陽子のレストランに坂本から電話があり、会いに行くと急遽主張で九州へ行くことになり、そのまま鹿児島の実家に帰ることにしたという坂本。今夜発つという坂本に陽子はせっかく作った背広を着て行けるようにと兄に連絡して夜までに仕上げて欲しいというが、袖付けのやり直しをしている清二は間に合うか自信がない。

 

一方、京子の友人の美代子は京子が婚家でイキイキ働いていいるのをみて自分も結婚を前向きに考えると言って帰っていく。(ほんとにそれでいいのか!夫の言いなりだぞ!義父母、兄弟姉妹がたくさんいるし・・←心の声)

夕食も取らずに頑張る清二。そこへ父が帰ってきた。父の助けもあって背広が仕上がった清二はホッとする。

 

「迅速・確実・丁寧」がテーラー今村のモットーなのだというオチ♪

 

ここでハッキリしたのは次男、清二が職人としてテーラーを継いでいきそうなんだが、

長男が嫁をもらって家に住んでいるから、清二が結婚するとどこかアパートでも借りて

通うっていうことになりそうだ。家業を継ぐのは清二だが長男だからと家に住んでいるって、兄弟げんかの元になりそうだけれど、このドラマではそんなことには絶対ならないと思う(笑。