日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

ふぞろいの林檎たち  1983年・1985年 TBS

ここ2日ほど私は80年代に浸っております(笑。

動画に「ふぞろいの林檎たち」パート1、2がアップされており、懐かしさと面白さでほぼ一日中視聴。残念なのはパート1では第一回で、パート2では第一回~三回と11回以降のアップなし・・・BSTBSでも良いので再放送してもらえませんかね。

ほんと、面白過ぎて視聴がやめられず、ここ数日暖かい日が続いておりますが引きこもりです。脳内でサザンの愛しのエリーが流れてます♪♪

4流大学?の大学生3人の物語とパート2では就職してからの話。

主人公のひとり、仲手川(中井貴一)の実家の酒屋でおこる嫁姑問題もあり。

私も記憶にありますが当時はまだ「嫁」意識が強く、ましてや心臓が悪いのを隠して長男(小林薫)と結婚し、そのために身体が弱く、子供を産めない嫁(根岸季衣)に辛く当たる義母(佐々木すみ江)がすごい。しかし嫁もどんなことがあろうとも家からでていかない。今の世の中、こんなに人と人がぶつかり合うなんてことあるだろうか。

お互いの連絡手段はもちろん固定電話しかなくてやたらと街の公衆電話のシーンがあります。

看護学校生の手塚理美石原真理子は寮生活でなんと呼び出し電話。しかも電話当番とかいうのもあった。

 

今はグレーヘアになってしまった手塚理美が可愛い。そしてあーどーなっちゃったの?な石原真理子全盛時代。

年代のせいか新宿界隈がでてきます。超高層ビルが新宿にしかなかった時代だったので新宿になったんでしょうか。一人暮らしのアパートは当然風呂無しですが、今のワンルームよりは広いと思います。

 

ここで懐かしの俳優さんに気づく。

ひょんなことから一流商事会社に内定が決まったも同然となったケンイチ(時任三郎)が重役と面接する。その重役のひとりがなんと佐伯秀男であった。

手前の人物のセリフが多く、佐伯秀男は座ってるだけな感じでしたけど。

クレジットで佐伯秀男を見つけた時に年齢から言えば重役の誰かかと見終わった後にもう一度重役が登場するシーンを見直し、ネット上である程度の年令の時のボディビルダーになった佐伯秀男の写真と見比べて特定できました。

1912年生まれとあるのでこのドラマでは71,2歳になっていましたが80年代の70代と比べればずいぶんと若々しいですね。やはり筋肉のおかげ?でしょうか。

左手奥が佐伯秀男

若かりし頃の佐伯秀男

日本の古本屋より

パート2では青山のクラブで石原真理子高橋ひとみがもめてそこでヤクザ者に仲介される羽目になったシーンで登場するのが名和宏だ。このシーンでは保積ペペも登場していた。

名和宏

パート3、パート4が見たいです。確か柳沢慎吾中島唱子が一緒になって中華そばやを継ぐというのは覚えています。