日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

俺らは流しの人気者 1958年 日活

監督 野口博志 監督 柳沢類寿

出演 川地民夫 沢本忠雄 南風夕子 二本柳寛 稲垣美穂子 宍戸錠 東谷瑛子

   高品格 鈴木俊子 ダークダックス

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日活より

一時間ちょっとの作品。同じ大学、同じ下宿で暮らす河野(川地民夫)と笹川(沢本忠雄)はギターと唄がうまく、笹川はアルバイトで流しの藤井(宍戸錠)と一緒に銀座で流しのアルバイトでお金を稼いでいる。河野はアメフトに夢中。先輩で今は弁護士をしている大木(二本柳寛)にはたまに飲みに連れて行ってもらっている。

 

藤井は作曲家だがなかなかうれず、妹の君子(稲垣美穂子)は夜のクラブで働いているが、藤井の借金を肩代わりしたという君子の働くクラブの社長一派に君子を社長の愛人にすれば借金はなしにしてやると言われる。もちろんきっぱり断るが君子は社長に襲われそうになり間一髪逃げる。

 

行くところのなくなった君子を笹川は下宿で匿うことにするが、下宿には田舎からでてきた笹川の母、とみ(鈴木俊子)もいて河野は押入れで寝ることに(笑。

笹川に好意を寄せている銀座のバーの娘、千代子(南風夕子)は君子と笹川が暮らしていることが少し気がかりであった。

 

とみが東京に出てきたのは身体の具合が悪く、田舎の医者からもっと詳しく検査したほうが良いと言われたのもあったのだが、息子には黙っていた。とみは君子に病院への付き添いを頼む。その後、とみは具合が悪くなり、結局入院することになるのだが、その時にかいがいしく世話をした君子をすっかり気に入った母は、君子と息子との結婚を望むようなことを口にする。

って、まだ大学生の息子の嫁って早くないですか?(笑。

ま、そーじゃないと映画にならないのか(;^_^A。

 

一方、河野も君子に惹かれていたが、笹川のことを考えると・・・

そして笹川が好きな千代子もいる・・・。

沢本忠雄や川地民夫の唄が披露され、さらに千代子の父が経営するバーのお客にダークダックスがいてなぜかお客が歌を披露するというシーンがあったりで話がまとまらないが、宍戸錠が頬っぺたをふくらませていた?感じのする作品でした。

時代もあるのでしょうが、大学生の母親にしてはずいぶん老けたメーク、老けた着物の母役はちょっとかわいそうw。母というより祖母って感じでした(;^_^A

 

 

日活より