監督 サミュエル・フラー 脚本 ハリー・クライナー サミュエル・フラー
出演 ロバート・スタック ロバート・ライアン 山口叔子 早川雪州
(早川雪州のセリフの吹き替え)リチャード・ロー
情無用の街の舞台を東京に置き換えたリメイク映画。浅草、月島、銀座、横浜港、鎌倉、山梨で43日間にわたるロケが行われた。wikiより
物語より当時の、しかもカラーの、そして映像が損なわれていない東京の風景が貴重な映画だった。さすがアメリカ!(笑。
室内はアメリカの撮影所とあるが、当時としてはかなり日本を再現していると思う。中国との混同なしという意味で。
それでも物語そのものより変?な映像探しがおもしろかった。
wikiでは英百合子の出演とありそれは冒頭、死体をみて声をあげる女性とあるが
どうみても英百合子ではない。ただ、キャストにELKO HANABUSA という名前がある。エルコ?エリコ?
外人が日本語がよくわからずクジャクセメント工場と書くところが
コジャクとなっているのはご愛嬌。
別のシーンではなぜかコザク・・・
しかも右から左へ書いてあるのはさすがに古すぎるだろう・・・昭和30年だし。
それに字が下手過ぎる(笑。
第二倉庫のことだろうが、倉庫第二・・・
そして下手過ぎる字
パチンコ屋が登場するのだ。かなり日本の街を忠実に再現してあったけれど
中央の店のパチンコの英語の綴りがPATYNCOだった。
これはかなり日本に近いけれどよく見ると道路の標識はアメリカ式(笑。
(ビニール?下と書いてある看板の上)
日本のお風呂はなぜか部屋の一角にあり・・・
このシーンでも普通の部屋?にあるお風呂。
ボスの家のあずまやが中国風なのは仕方ないとする。
ここですごいのは冒頭、実際3日間鉄道をとめたという富士山をバックにした鉄道ロケ。映画のために公共交通をとめられないと断った鉄道会社になんと政府のお偉方から日米親善のためと鉄道会社に懇願したらしい。
フジヤマ・・・ときたらゲイシャだが・・・変な座敷宴会の様子・・。
日本人の顔をした東洋人だから(日系もいたのかも)日本語の発音がなっとらん!かったのもおもしろい。
最後は浅草の松屋屋上にあった乗り物ロケ。ボスの死に方のショットがよかった。
ところでこの場面は日本でのロケだろうかアメリカのセットだろうか・・・
すごい人を集めたもんだ。。