日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

お嫁さん 第7シリーズ 第8話 娘帰る日

監督 番匠義昭 脚本 宮田達男

出演 結城三枝 山内賢 三崎千恵子 三井弘次 小倉一郎 岡崎友紀 真木沙織

   宝生あやこ 島田正吾 吉田敬子(佳子) 頭師孝雄 宗方勝巳 

          曾我廼家一二三

 

島田正吾と結城三枝

京子の里帰りの日。っていうか日帰り?(笑。

今村家では早く京子を帰そうと朝食が済と出かけるようにいう。

そこへ末弟の省三が、圭一に一緒に行かないのか?って言う。親子水入らずで過ごすには京子ひとりのほうが良いという圭一に省三は納得いかない。

里帰りってお嫁さんひとりで実家に帰るもんだと思っていた私は省三の言うことこそ納得いかなかったが、そうでもなさそうなのはドラマ終盤でわかる。

 

田園調布では母、兄夫婦が京子を迎えるのでウキウキしているが父はもう娘が帰るころなのに散歩へ出かけてしまう。

しかし!父は散歩といいながら娘を迎えに行くべく駅方面へ歩いているとそこへ娘と鉢合わせ。

 

一方今村家では圭一が弟とタケさんに誘われて競馬へ行こうとしている。

 

京子の父は圭一も一緒に来て欲しいと京子に電話させ、ちょうど圭一が支度をして出かけるところで京子の家へ急遽むかうことになる。

ここでは競馬に出かける日曜日なのに、背広にネクタイしている圭一。時代を感じる(笑。昔のお父さんて、遊園地いくのも背広にネクタイだった。

 

京子の家で圭一と話をする京子をみて、父はうまくやっているんだと思い満足。

その後みなで夕食を囲み乾杯♪という平和な展開でおわる。

とにかくこのドラマ、一応お嫁さんをとりまく問題提起的なお題は毎回あるが

いつも大した大問題にもならず平和に終わる。

今ならこういうドラマって作れない。なにせあっけなく平和なんだから(笑。

 

京子の母役の宝生あやこという女優さん、昔のテレビドラマでよく見た人だ。

宝生あやこ