日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

お嫁さん 第7シリーズ 第23話 春の足音

監督 番匠義昭  脚本 宮田達男 

出演 結城三枝 山内賢 三崎千恵子 三井弘次 小倉一郎 岡崎友紀 真木沙織

   宝生あやこ 島田正吾 吉田敬子(佳子) 頭師孝雄 磯野秋雄

          曾我廼家一二三  

 

 

いよいよシリーズも終盤でこの回をいれてあと3回。

陽子の結婚が春に決まり、陽子は引っ越し準備で忙しい。陽子の部屋を誰が使うか・・・というのでまず省三が大学受験の勉強で台所の横の部屋より落ち着いて勉強できると名乗りをあげる。

そこへリエが学校から帰宅。自分が使いたいと言い出す。

 

外出した父から清二に電話があり、平塚の松本さんと神田にいるから出てこいと言われる。

このところタケさんの出番が多く、主役なはずのお嫁さん、京子より目立っているのはなぜ?w

タケさんと清二

父は松本さんを仲人にして、ユキちゃんとの結婚話をすすめるべくなんとユキちゃんの家に正式に挨拶に行った・・・とひとり先に帰ってきた清二。

秋に結婚するということで新居は同じ敷地内に離れを増築してもらう・・・というのがみんなの認識だ。

一方、省三とリエは陽子から、清二に部屋を使わせてあげてと言われ、納得。

ところが清二は自分の部屋はいらないという。

って、清二、省三、リエが一部屋で寝起きしてるようだけど狭いよね(笑。

 

父が平塚の松本さんを連れて帰ってきた。

って、ここでわかったんだけど、松本さんって磯野秋雄だったんだ(;^_^A

三井弘次と磯野秋雄

三井弘次と磯野秋雄は同い年で、戦前は与太者トリオとして活躍。私も一本だけ無声映画をみたことがある。確か女優さんが坪内美子でした。大日方伝がかっこよすぎた♪

現在、カラー化した作品がアップされてます。

与太者と小町娘 1935年

坪内美子・三井弘次・阿部正三郎・磯野秋雄

大日方伝 後ろが磯野秋雄

話がずれました。

圭一も加わり、清二には離れを増築して・・という話になるが清二はアパートを借りてそこからテーラーに通いたいという。次男としての気楽さを味あわせて欲しいというのだ。

なるほど~。グッドアイディアだ。

京子の部屋でお茶をのみながらその話を京子からきいた省三とリエ。

お互い、相手に部屋を使えと譲り合って今回もほのぼのな終わり方でした。